ハッキリ言ってボロ株と言って良い、ビューティー花壇と言う、葬式の花などを扱う会社の株が、物凄い事になっています。
5月8日に334円だった株が、6日連続でストップ高して、昨日は1日で1200円高の2274円と2倍以上になりました。(@_@)
こんなに上げたのは連日の上げで、ストップ値幅が4倍に拡大しているからであり、特に大きな材料もない地味な株ですから、どうも米国で起きた個人投資家が空売りの機関投資家を締め上げたロビンフット事件と同じ構図のようですが、実態は分かりません。
ただ、今回悲惨なのは引け値が494円だった5月10日に30,300株空売りをしている個人投資家がおり、その空売りは今日のストップ高で証券会社により強勢決済されている可能性が高い事です。
その場合8日の引け値で売ったとしても一瞬にして5400万円程の損失が出てますから、元本を失なうばかりか、証券会社に巨額の借金を作った可能性が高く、しかもまだ買い戻しが終了せず、損金が拡大する可能性さえあります。
しかし本当に怖いのは、この売りが、ストップ高比例配分狙いの買いの間違いであったり、間違いでない場合も3万株を売るのに、朝から10円刻みで3000株単位の売り上がりを発注して外出していた場合等でしょう。
ベテランでも有りがちであり、実際自分でも誤発注で冷や汗をかいた事が有りますから、とても他人事とは思えません。
上記なら投資家は自分が危険なことをしていると自覚も無く、一瞬にして地獄に突き落とされますが、誰も助けてくれませんし、借金は家を売っても払う必要がある事です。
信用取引が怖い理由がここに有りますが、このような株は買い戻しが終れば今度は必ず暴落しますから、買い方にも同じことが起きる可能性もあるのです。
自分の葬式の花をビューテー花壇に頼むのではシャレになりません。(笑)
好事魔多し、相場が順調な時こそ気を引き締めて行く必要がありますね。”(-“”-)”
※:昨日のNYダウは336ドル安ですが、途中日経225CFDが29,995円を付けており、東京は今日3万円を付ける可能性もあり、3万円を抜けるとオプションの3万円コール売りの先物によるショートカバーが終わり、急速に脱力する可能性が高いです。
こんな時慌てて誤発注などしないように注意しましょう。
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