昨日はUBSによるクレディスイスの買収が明らかになった後の日経平均が388円安(-1.2%)となった事で、市場には絶望感が広がりつつありましたが、その後のNYダウの382ドル高で、少し安心感が戻って来ました。
だだ大型株で構成されるダウ平均は戻った割に、新興企業の多いナスダック指数の戻りは45高(+0.39%)と鈍く、市場の次の懸念が高金利下での貸し渋りや貸し剥がしが懸念される、新興企業群に向けられているのが分かります。
新興企業などは業績が伸びていても、資金繰りは常に火の車が普通であり、高金利下でのSVBの破綻でベンチャーキャピタルからの調達も難しくなっている所へ、銀行融資も難しいとなれば、破綻する企業が増えない方が不思議なのです。
むろん新興企業と言えども、事業モデルが優秀ならば破綻しても、必ず引き継ぐものは出て来ますが、その場合前株主の持ち分はゼロになりますから、株式市場からは資金が逃げます。
そして上記は、昨日のNYダウの上げが単なるショートカバーとすれば、続いて買い上げる資金がない事を示唆していますから、問題は今晩のNY市場だと思って居ます。(^^♪
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