昨日は懸念した信用不安の広がりが、以前から不安視されていたクレディスイスを直撃、同行が25%売られる等で、NYダウも一時700ドル以上下げましたが、その後スイス中銀が「支援する用意が有る」と表明したことで、ダウは280ドル安まで戻し、ナスダックは5ポイント高と落ち着きを見せました。
しかしながら中堅銀行でも「保険対象外の預金が占める比率の高い銀行」からは、資金流出が続いているようで、これで安心とはとても言えない状況です。
しかも海外における日経平均CFDは昨日比、500円程安く取引されていますから、今日の東京市場は再び売り物から始まりそうで、投資家の不安は取れそうも有りません。(TT)
正直言って、銀行破綻の多い米国での資金運用の失敗による中堅銀行の破綻が、ここ迄世界中の株価を動揺させるとは思って居ませんでした。
こうなると当初楽観視していた己の不明を恥じるしか有りませんが、今更言っても後の祭り、今後はダメージを如何に小さくするかを考えるべきでしょう。
ただ米債券利回りの低下は続いていますし、日本は金利を上げると言った訳でもなく、銀行への取り付けも起きていません。
従って、今回の下げは飽くまで外資の資金収縮によるものですが、この市場のヒステリー状態が収まるまでは大人しくしている以外になさそうです。
しかし「マーケットの一寸先は闇」を実感し、市場も今後の銘柄選びには慎重にならざるを得ませんね。(-“-)
コメントを残す