以前はSBIグループだったアルヒを今回再度買収した事で分るのですが、北尾氏のインシュアランスへの支援は住宅ローンに偏っており、来年予定する手数料無料化を、今回拡充されたNISA獲得に繋げ、将来的には子会社の新生銀行やアルヒ等の住宅ローンに誘導し、団信や火災保険を売りたいであろう事が分かります。
理由は団信や火災保険は支払いまでの期間が長く、フロート部分が大きいからで、北尾氏は来年以降金利は上がると言い切って居ますから、フロートによる儲けも拡大すると考えているのでしょう。
団信や火災保険の契約も長期に及びますから、フロートは年々積み上がり、それに従って、インシュアランスの運用益も増える仕組みで、しかも金利が上がれば、運用利回りも上がり、更に儲けは増えます。
現在のインシュアランスの総資産は約1,880億円であり、運用利回りが0.65%なので、資産が1000億円増えても、利益は6.5億円しか増えませんが、金利が1%上がれば、10億円利益が増える勘定で、金利上昇は保険会社にとって大きなメリットなのです。
そして現在北尾氏はインシュアランスのフロートを増やす手を打った上で、金利上昇を待つ形となっており、平九郎もこの戦略は正しいと思うのです。
正直言って、北尾氏は苦手なタイプですが、仕事は早いですし、やる事は的確で、仕事面での信頼感は抜群です。(笑)
平九郎は、日本は現実的には貯めた資産を投資に回し、今後は地政学的に有利なアジアの成長を、配当と言う形で取り込む以外に、生き延びる以外道はないと思っており、北尾氏の目指すものも同じだと思えるのです。(^^♪
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