まずインターネットイニシアティブ(IIJ)ですが、同社はネット接続を祖業とする会社で、有名な格安スマホ以外に、現在は法人向けにセキュリテイや自社開発のクラウドなどの販売を行っている会社です。
これは言ってみれば、電気の無い村に、電線を引きコンセントを付けながら電気と電気製品を販売しているようなものですから、此れだけで優位性が有り、クラウド等の売上げが積み上がる仕組みで、収入に占めるストック型の比率は82.8%になります。
また同社は社員の71%がエンジニアで占め、自社開発したクラウド製品は、売上に比例して費用は増えませんから、売上が増加すると、利益率も上がる構図も有する企業であり、営業利益率は上昇中です。
さてここ迄なら普通の優秀な会社ですが、平九郎の注目は仕事の受注方法です。
具体的にはNHKを含む放送全社が出資し、IIJが運営するJOCDNや、ゆうちょ銀行や、メガバンクを3社を始め日本中の有力企業が出資するディーカレットのデジタル通貨フォーラムなどの「協同組合方式」とも言えそうな自動的に仕事を集める仕組みです。
上記2社はIIJが筆頭株主とは言え、出資比率は低いですから、直接的な利益が大きいとは思えませんが、IOCDNに出資する放送全社のシステムの構築や、その後の保守・運営は、最初からの事情や仕組みを全てを把握するIIJが請け負い、しかもストック収入として積みあがっていく形になっています。
しかもテレビのネット化は端緒に付いたばかりですから、仕事は増える一方でしょうし、実現まで時間が有る、中央銀行デジタル通貨システムの構築・運営は、将来の巨大な利益として投資家の目に映ります。
最も上記仕組みは偶然出来たものも有るのですが、それも元財務次官だった勝栄二郎氏が社長のお陰でしょうし、「運も実力の内」だと思って居ます。(笑)
そして纏めると、IIJは仕事が安定的に増える「売上・利益率共、自動的に上がる企業」となります。
そして、これをもって平九郎は「な~んて素敵な企業でしょう♬」と判断している訳なのです。(笑)(^^♪
協同組合方式やデジタル円については過去記事を参照
以上の結果、売上が上がると同時に利益率が上がって来ますから、機関投資家の評価も上がり、PERの上昇が起きると考えています。(^^♪
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