今朝の日経一面トップ記事は「デジタル円 3メガと実証」であり、来春日銀が口座の入出金確認実験に入ると報じています。
デジタル円と言えばインターネットイニシアティブ(IIJ)で、22日に急伸したのは此れが理由だったようですが、どうも日経の記事は中央銀行デジタル通貨(CBDC)と、IIJが実証実験を進めている民間銀行の発行するデジタル円(DCJPY)と混同していて読み難いです。
まあ違いは発行主体が民間か日銀かと言う事だけなので、両者は同じものと見る事も出来ますから、間違いとも言えませんが、現在IIJが先導して検証しているのは、日銀発行の円との交換が必要な民間銀行の発行するデジタル円(DCJPY)であり、日銀が発行する「CBDC=通貨その物」とはやや違います。
その為に記事と図解に整合性が無くなっており、良く分からん記事になっていますが、
簡単に言えば、「民間がDCJPYでお膳立てを整えた所へ、日銀が乗っかる形」でデジタル通貨の発行準備を進めている訳です。
これは、IIJが実効支配するディーカレットの特別顧問には元金融庁長官が就任していますから、それも当然なのでしょう。
しかし今回の日銀の参入で、日本のCBDCの発行は現実味を帯びてきましたから、今回のニュースはIIJの株価を必ず押し上げると確信しています。(^^♪
コメントを残す