今朝の日経マーケット総合欄(21p)に「さらばジャパンパッシング」と言うコラムが載りました。
有名な外資系エコノミストのロバート・フェルドマン氏の「僕ってこんなに人気あったっけ?」が印象的なこの記事は、習近平氏の強権主義を警戒した中国株を売却した海外勢が、日本株に資金を逃避させていると書いています。
フェルドマン氏は専門が日本経済だけに此れまでは人気が無く、どの機関投資家に行っても聴衆は1~2人だったのが、最近は常に5人以上のアナリストが集まると言い、これは国内エコノミストでも同じ傾向だと言います。
理由は当然アナリスト達は中国株を売った巨大な資金の投資先を探している訳であり、一番人気は巨大な人口を持つインドながら、次は円安の為極端に安くて、安定している日本株だと言う訳です。
此れこそ平九郎が待ち望んでいたことで、無関心の「日本素通り」が終わり、投資対象として興味が出て来たと言う事ですが、どこまで資金を入れるかは此れからで、官・民の今後の取り組み次第でしょう。
まあだからこそ、最初に買われるのはIT企業日本代表としてNTTだと思う訳ですが、その日本代表の社長が接待をしていたのが今のIIJの副社長の谷脇氏で、同氏はNTTによる僅か10万円程度の接待が原因で辞職に追い込まれた訳ですから、これはドラマになります。(笑)
そんな中で、IIJは10月10~14日にかけ欧州で会社説明会(エディンバラ、ロンドン、ミラノ、フランクフルト)を開いたばかりです。
しかも社長の勝栄二郎氏は、元財務次官で日本語よりドイツ語の方が上手いと言われる人物ですから、ドラマは盛り上がり、欧州機関投資家アナリストの頭にはIIJの名前がくっきり刻まれています。(笑)
季節は冬に向って居ますが、メモの投資環境は確実に春になってきたと感じています。(^^♪
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