サウジアラビアが、アジア向けの原油の値段を1.4ドル上げてきたと言います。
前月比では過去20年で2番目に大きい上げ幅で、識者は「米国の増産圧力に対する抵抗を示すため」だと言っていますが、多分正しいのでしょう。
理由は、世界中の国がCO2削減の為、化石燃料を不要とするなら、サウジは存在意義が無くなり、国家が消滅しかねないからです。
実際、1年半前には需給の崩れから、原油先物価格がマイナスに陥ったことを思い出せば、サウジの恐怖も分かると言うもので、石油が無ければ、国が成り立たないサウジにとって、世界が化石燃料を使わなくなる前に国を再構築する必要があります。
しかも世界最大の産油国は米国であり、その米国のシェールオイルリグの稼働率はまだピーク時の半分ですから、増産余力が一番あるのはアメリカであり、単にCO2削減を叫ぶが故に、増産出来ないだけなのです。
サウジにしてみれば
「お前のとこは原油を使わなくなるまでの付き合いで、あとは知らんが、今は環境問題で、増産出来ないから、お前が増産して値段を下げて、自分の首を絞めてくれ!」
と言われている訳です。(笑)
まあこれで、増産に応じたら、サウジは国内的な政治問題にもなりますから、簡単には引かず、原油価格は高値で安定するか、朝日のように上昇すると思っています。(^^)/
写真は昨日の写真の後、5~6分歩いて海岸に来た時の写真ですが、すでにかなり日は昇っています。(^^♪
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