今日の日経によると、欠陥エアバック問題で破綻したタカタを継承した中国企業の米国子会社が製造したシートベルトが、強度不足で大規模なリコールに発展しそうだと言います。
国土交通省の検査によると、社内検査でデータを改ざんして出荷していたと言いますから悪質ですが、製造した工場は滋賀県の旧タカタの工場で、人員も引き継がれているでしょうから、完全なメイドインジャパンです。
メイドインジャパンと言えばかつては高品質の代名詞だったのですが、今ではデータ改ざんなどが頻発する危険な製品になっており、これは経営者が国際競争力の低下の責任を現場だけに押し付けているからです。
最大の原因は「円高」ですが、この円高、コロナのお陰で企業が海外にある資金を国内に戻す(レパトリエーション=円買い)の動きが活発になっていますから、まだ当分続きます。
コロナで体力が弱っている所に不祥事でも起こせば、企業の命取りになりかねませんから、製造業を買う場合は十分な注意が必要です。(>_<)
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