6月12日のSQ後には平均株価は下がると思いながらも勝負に行った豊商事ですが、実は大きな弱点があります。
それは前年同期比で2倍増した営業利益の持続性の問題で、1株利益107.4円の中には偶発的利益が多く含まれている事です。
内容はコロナショックのGOLD換金売りで、先物に多量の売買が発生し、手数料収入が急増した事と、自己売買の利益が4億円近くあり、これが営業利益に算入されていることで、利益の持続性が疑われているのです。
まあ簡単に言えば、「来年も儲かるか分からん」という事で、四季報電子版もまだ来年の予想を出していません。
にも拘わらず同社で勝負に行ったのは、「来年以降も儲かる」と思ったからですが、理由はGOLDが暴騰すると考えている事と、7月の「取引所の総合化」で最大メリットを受けるのが同社だと思っているからです。
これは、金融庁の毎年出している税制改正要望(9p)にある金融所得課税の一体化要望で、来年は金先物を含めたデリバティブ取引が現物株との損益通算が認められると考えているからです。
そして儲かる理由は香港・上海市場が米中の覇権争いで、アジアの金融センターとしての機能が揺らいでいる現在、東京が総合取引所化することで、個人や、外国人による株や金ETF、先物との裁定・ペアトレードなどが盛んになると思うからです。
まあ簡単に言えば「税制が変わればアジア関連の取引が増え、メチャ儲かるじゃん」と思った訳です。(笑)
冒頭にリンクした決算短信によれば、現在株価710円の豊商事に確実な純資産が、1株当たり1,618円有りますから、来年から利益が激増すると思うなら、大勝負する水準です。
最も四季報が減益予想を出し、一旦売られる可能性も有りますから、投資は完全な自己責任でお願いします。(>_<)
PS.ただし儲かった時にワインなど送って頂くのは一向に構いません。(^◇^)/
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