必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

手数料無料の罠

ネット系証券会社で手数料の無料化が進んでいると言うので、試しにSBI証券で計算してみた所、無料と言うのは何時も使う通常のスタンダードプランではなく、多量に売買するとお得感がでるアクティブプランだけですし、しかも1日50万円までとなってますから、通常の売買をしている限り殆ど影響が無さそうです。

まあことさら証券会社が無料を強調するのは、顧客の信用取引を促し貸付金利を稼ぐためですが、SBI証券の場合、100万円の約定で、金利が1日約77円(年率2.8%)掛かりますから、約1週間信用で放置すれば、現状のスタンダードプランの手数料535円(税込み)を上回ります。

しかも顧客が信用を使えば、手元にある資金の3倍程度まで買えますから、限度額ギリギリまで買えば、証券会社は貰える金利も3倍に成り儲かる訳です。

しかし、顧客にしてみれば、限度額一杯買うと、リターンは支払う金利を考えると3倍以下ですし、金利支払いへの焦りからくる不安感の増大で、破綻する確率は極端に上がります。

長年やっていて、信用利用について確実に言えるのは、保有株が含み損ばかりの投資家が信用を始めれば確実に破たんするという事です。

信用を使っても儲かるのは、保有株の殆どが含み益になっているような投資家だけですね。(^○^)

 

 

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