世界中が心配していたブレグジットの「合意無き離脱」が大過なく終わりそうな雰囲気が出始めていますが、では合意がある離脱が素晴らしいかと言えば、それも違うでしょう。
昨日も書いたように、特に混乱も無く離脱できたとなれば、移民の増加に頭を悩ます国では、自国もEUを離脱したいと言う政治勢力が力を増してきますから、所謂ポピュリズムが加速して、EUの崩壊に繋がりかねないからです。
実際英国が終われば、次はオランダか等と言う話も出ていますし、EUの柱でもあるフランスもポピュリズム勢力のルペン女史が勢いずきそうな上、ドイツはEUの守護神のようなメルケル叔母様の引退が来年秋に迫っています。
これでは台風19号の後にまた新たな台風20、21号を控える今の日本のようで、今の欧州は経済的にも政治的にも、まるで安心できませんから、投資家の眼はどうも日本に向きそうだと思っています。
むろん、これまでなら欧州がダメなら米国が有るさというのが普通だった訳ですが、今のアメリカを楽観的に見る投資家は少ないでしょうし、かといって中国株に投資するのも、二の足を踏みそうです。(笑)
消去法的に考えると、残るは日本しかなさそうですが、かといって、世界中が日本株を買い出せば、円高を誘発しそうで、輸出企業を買うのは無理だと思えるのです。
結局当面は、昨日書いたような、「デジタル経済を推進する税制」に後押しされる内需株しかなさそうですが、その後はアジアの成長を取り入れる企業が良いと思っています。(^◇^)
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