元日産会長のカルロス・ゴーン氏が今日にも10億円の保釈金を積んで出所するようです。
これまで日産サイドの発言だけで、すっかり極悪人にされた感のあるゴーン氏ですが、同氏の罪状は中小企業の社長なら皆やってそうな事だけに、反論が楽しみです。
もっとも予想利回り6%を上回る日産株式は、同氏の出所報道を受け昨日も安く、株主はあまり歓迎していないです。(笑)
日産の利益予想に対する配当の割合(配当性向)は四季報ベースでは58%と高く、経営者が変わった以上減配リスクがありますから、6%利回りでも人気が出ないのは分かりますが、それにしても株式投資における割安・割高の「基準」とは一体何なのか考えさせられる事例です。
その昔、平九郎が一番最初に習った投資の基準とは、株価が1株利益の何倍まで買われているか(PER)でしたが、現在では殆ど使って居ませんし、実際此れまで大きく儲けた株は皆PERなど計算も出来ないような株ばかりでした。(笑)
そこで、自分なりの投資の基準は何なのか考えて見た所、一言で表せば「資金が流れ込むと思える株」です。
従って、幾ら業績が良くても投資信託などが10%以上保有している株等は、既に入金済みで、急騰すれば彼らの売却リスクが高く、頭を押さえられるので、買うのを避けて来ました。
最も10%と言うのは個別株の話で、日銀が時価総額の約4%の株を保有するのも、やはり異常な状態と思って居る為、現在の平均株価に強気になれないのです。
最近は日銀のETF買いは、相場の持つ躍動感を失わせるだけ、等と思い始めている次第です。(^○^)
コメントを残す