A&Dが底値の揉み合いを離れそうなチャートになって来ましたが、上げ始めた理由はフィディリテイ傘下のファンドが22日、5.14%(約114万株)の保有を明らかにする大量保有報告書を出したことでしょう。
元々A&Dとはアナログ&デジタルの略で、劣化しやすいアナログ信号を、安定的なデジタル信号に高速変換する技術で売り出した企業ですが、この技術は応用範囲が極めて広い上、IOTが進む現在、遠隔地からの監視を進める上で絶対必要な技術です。
また、四季報にも記載されている事ですが、同社が5月に出した中期計画では20年度(21年3月期)の営業利益はほゞ倍増の49億円と計画され、今回の増額修正は現状で中期計画を上回る状態です。
そこで先日、中期計画が強気である製品的な根拠をIRに聞いてみた所、
「それは色々ありまして・・」とだけ言ったのですが・・
これが電話口で相手が見えないにも拘らず、「色々」と言った時の顔が明らかに「ニヤついている」のです。(笑)
どうもこの野郎、余程業績に自信が有りそうだと思い、株主欄を見ると、同社の筆頭株主は自社であり、第2位は従業員持ち株会です。( ゚Д゚)
これは他人に株を買われる前に、自分たちで買っている事になりますから、究極のインサイダーとも言え、同社の役社員は自社株の行方に余程の自信が有るのでしょう。
また同社は自己資本比率が33.6%と、やや心もとない数字ですが、足元の営業キャシュフローが41億円とほぼ倍増している事と、役社員が株を買っている事を考えれば懸念するには当たらないでしょう。
同社は時価総額200億の小型株の割に、世界中に拠点を持つグローバル企業ですから、貿易戦争の嵐も上手く切り抜けてくれると期待し、応援するとします。(^○^)
コメントを残す