初心者に向けて3つの注意点を書きましたが、中でも一番実行が難しいのは2番目に挙げた
株価が上がっている業績の良い新高値の株を買え!
でしょう。
業績が良い株を買えと言うのは直ぐ納得出来ても、新高値を買うには心理的抵抗があり、株価は安い時に買いたいと考えるからですが、業績が良くて、今後も伸びると思える株なら、下がる方が珍しいのです。(笑)
むろん、株価が材料で突然急上昇した株の新高値を買えば、反動で下がることもが多いですから、下がるのを待つのは正しいとも言えますが、下がっても、ISBのように10年チャートで見れば「高値圏」にある株を狙えと言う事なのです。
これが逆に長期で見て安値圏にある銘柄を買うと、好材料が出て株価が急伸しても、戻り売りの厚い壁に阻まれ反落する事が非常に多く、投資効率が極めて悪いのです。
もっとも、インターネットイニシアティブのように、効率が悪いと分かっていて買う場合も有りますが、まあ40年以上やっていると、敢て難しい事に挑戦したくなる事が有るんです。(笑)
あと出来るだけ長い期間の、過去の株価の変動率(振れ幅=ボラティリテイ)が小さい株が新高値を付け、過去の揉み合い時と同じ位の出来高を、新値圏で熟すと大相場になり易いです。(林則行氏=株の公式参照)
この状態は「長年の揉み合いの中で買った人が全て儲かって売った」事になりますから、これを買った投資家は以前の株主が認知してない情報で、買っている可能性が高いです。
ただ知らない情報と言っても別に秘密情報などではなく、単に会社が発表する投資家向け広報(IR)を丹念に読み込んでいるだけの場合が多いのです。
しかし株価の揉み合いが何年も続くと、昔から余り動いてない株を持っている個人株主などは、単に損しているから保有しているだけの人が多く、IRなどロクに読まないので、新しい情報の価値を理解していない事が多いのです。(笑)
「情報の価値は、受け手の能力に依存する」
あと多くの投資家を見て来て、確実に言えるのは、方向性を間違えず、株をキチンと勉強している投資家は儲かっている事です。
長期的に見れば、株の儲けは勉強量に比例しています。
ちなみに、人の真似だけして、財産を築くほど儲けた人は一人も知りません。(^○^)/(笑)
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