「日本株買い始めた日本人」と言うのは今日の日経一面のトップ記事ですが、記事によれば11月の個人の購入金額は4年ぶりの水準を記録したそうです。
まあ確かに1989年12月29日に日経平均が38,915円の高値を付けた後下げ続け、その後2003年4月28日の7,607円まで下げた訳ですが、バブル崩壊時にオギャーと生まれた人間が今では27歳ですから、自分も老ける訳です。(笑)
そして、今日の記事はその27歳世代の人間に投資意欲が見られるという事で、反面昔買って下がり含み損だった熟年世代は、「損がなくなったと株を売っている」そうですが、これは注目すべき現象です。
なぜなら、株は昔買って損していた人間が損がなくなる水準まで戻った場合、業態の大変化が起きている事が多く、多くの場合、戻り売りを吸収しきったとこから急騰するからです。
これは平九郎が何時も探している「長年の揉み合いを離れてきたチャートを持つ株」の概念そのもので、戻りが売れる株は、所謂「青天井」の最も投資効率の良い場面に達している可能性が高いのです。
前回株主構成の所でも触れましたが「売りたい株主が多ければ上がらない」訳で、売りたい株主が売切った後は売り物が枯れ、僅かな買いでも上がりやすくなるの道理です。
まあ突発的な材料での「ぴょん高」だと、反落する事も多いのですが、時間と出来高をかけて上がって来て、しかも業績の裏付けがある場合はその後も上昇し続ける場合が極めて多いと感じています。
まあ現実に実例となる株も見つけましたから、明日にでも紹介してみますね。(^◇^)
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