世界中の金融関係者が注目していたイエレン議長の講演は、同氏の「利上げの論拠が強まりつつある」との発言で、ドル高に動いたことから、月曜日の東京はホドホドの相場になりそうです。^^
まあ利上げの時期には言及しなかったことから、予想通り「なんの変化もなし」と言うところですが、どうやらファンド連中は、その後の雇用統計を見たいと言い出しそうです。”(-“”-)”
さてそのヘッジファンドですが、Bloombergの本日コラムによれば、7月のファンド解約額は252億ドルに上ったとあり、今年の資金残高は235億ドルの純減で、一部は閉鎖に追い込まれているとありました。
最も、ヘッジファンド全体の規模は2兆7000億ドルあると言いますから、全体から見れば僅かな金額ですが、これまでが純増を続けて来ただけに、資金流出の影響は大きいようです。
また特徴としては今年に入って商品ファンドへの流入が103億ドルと純増しており、ロング・ショート戦略のファンドが酷くやられたとありました。
むろん成績の良いファンドへの流入は続いている訳ですが、235億ドルでも純減しているという事や、商品ファンドへの資金流入には括目すべきです。
また最近の理解不能の株価の下げの原因は、どうやらロング・ショート戦略のファンド解約にありそうですが、長く続くとは思えませんから、本来は解約で売られた株の良い投資タイミングなのでしょう。
さて現在の相場は魚釣りの時の潮流、上げ潮、下げ潮の中間になる「潮止まり」の状態のようで、釣りでもこの時合いは全く釣れません。
しかし、この時間に諦めずに準備してこそ釣れる「釣り師」になれますから、上記傾向には十分な配慮と、注意が必要です。
最も平九郎は、潮止まりのときは昼寝ばかりして、あまり釣れない「へぼ釣り師」でしたが、それは今もあまり変わりません。(^◇^)
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