今年4度目の上昇を見せた日経平均ですが、上げ幅が小さかった事の一因に、イタリアの銀行の株価急落が伝えられたことがあります。
世界株安に加えて、信用不安まで出ると、パニックになりかねない為上昇が止まった感がありますが、その後イタリア財務相が否定した為、相場も落ち着いたようです。
しかしながらイタリアの銀行に不良債権に対する追加情報を求めると言うのは、やはり問題が残っているからと見るべきで、頭の隅には置いておく必要はあります。
さてタイミング的には明らかに買い場と言える段階ですが、強気に成りきれないのは、根本原因が全く解消されていないからで、その元を辿れば世界的な「過剰生産能力」に行きつきます。
マサイ族やガニ族でさえ、スマホを保有するようになり、物への需要が一巡したことで、中国を中心とした物の供給力が多くなりすぎたのがデフレの主因なのです。
また最後に残るはずの「知識欲」という需要もGoogleが破壊し尽くしてしまいましたから、世界がデフレを克服できないのも当然なのです。(笑)
これを克服するにはインドやASEANのインフラ投資を加速して、需要を作り出す以外は有りませんが、現状ではまだ途上です。
ただし今回の株価の下げは、日銀の追加金融緩和を誘引しますから、その資金が上記に振り向けられれば、これは結構面白くなりそうです。(^O^)
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