昨日のNY株式市場は312ドル安と大幅に下げ、ドル/円も120円を割り込むなど今日の東京も続落が予想されますが、ここで注目すべきは昨日年初来高値を抜いてきたNTTデータでしょう。
理由は、平均株価が年初来安値を更新しそうな時に、同社が新値を維持できるようなら、次の相場の主役となるからです。
そして主役が決まれば、自ずから脇を固める銘柄も決まって来ると言うもので、実際昨日は平均株価が安い中で、保有株のデジタルガレージや、パイプドHD、NTTDイントラマートなどは値上がりしており、平均株価には逆行しています。
しかし、この所のジャンクボンドの急落を見ていると、米シエール関係の大型倒産が予想されますし、実際高利回り債権価格急落は、借入金利の急上昇を意味しますから、これまで何とか生きて来た企業の息の音を止めてしまいます。(1日の表示なので、上のスケールを1年=1Yに合わせると良く分かります)
ここ10年の米国経済を牽引していたのはシェールですから、同関連に倒産が頻発すれば、米金利上昇による日米金利差拡大の思惑は消え、大幅な円高を引き起こす可能性が強いというのは何度も書きましたが、やはり実現しそうです。
そして、中国や欧州、米国経済が揃って低迷したとき、世界経済を牽引する力のある国は日本しかありません。
したがって、ここで日本株式の主役が内需中心の銘柄に移るのは理にかなったものですから、その代表としてNTTデータの今日の動きには注目する訳です。(^O^)
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