必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

円高に備える?

週末の日本株は気迷い相場のなかで、安倍首相と黒田日銀総裁の面談が伝えられると急速に値を戻しましたが、結局面談終了後には期待された財政出動は考えてない事が明らかになりました。
また先週末が9月権利取り最終だった為、今日は権利落ち日に当たりますから、株価は再び冴えない動きになりそうですが、最近一つだけ良いのは裁定買い残の減少が大きかったことです。
裁定残は下落相場のエネルギー量を示していますから、現状は下げる為のエネルギーが減少している訳で今後の急落は難しくなり、反対に裁定買いで急騰しやすくなっていると言えます。(^O^)
最も依然2兆円程度は残高が有りますから、急な悪材が出れば解消売りで下げざるを得ませんが、押し目買いの動きも活発化している為、業績見通しの良い株は既に底打ちした可能性が出てきました。


しかしながら個人投資家中心の信用残には未だに整理未了感が有りますし、景気動向の最先端にいる米キャタピラー社の人員削減を伴う下方修正などを見ると、既に米景気も後退期入りしている可能性が感じられます。
また最近、更なる円安進行を唱えていたエコノミストやストラテジスト達が次第に為替市況観測のトーンを変えてきており、どうやらマーケットが円安継続論を捨て去る時期も近そうです。
1ドル75円から125円まで大暴落したドル/円ですが、6月の125.85円をドルの天井として、最低でも3分の1戻しの110円程度までは考える必要が出てきた為、円高で業績が悪化する株には触りません。(^O^)

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