必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

シェールバブルの崩壊

6月24日の日経新聞に伊藤忠商事がシェール事業から撤退し、保有株を1ドルで売却したという記事を覚えている人も多いでしょうが、780億円で買った株を1ドルで売却ということは当然投資していた会社は事業を清算の方向です。
ベンチャー的企業が多いと言われるシェール産業だけに、原油価格低迷で事業採算が取れなければ従業員を全員解雇するか、または大幅に減らして優良油田のみで規模を大幅に縮小して継続するしかありません。
どちらにしても、従業員は大幅にカットされ失業者となり、運搬に使っていた車両が中古市場に出回ることで新車の売れ行きは悪化し、従業員の通ってたレストランのウエイトレスも失業します。


原油価格の急落が始まってからほぼ1年経ちますが、不採算になった事業がこれまで清算されなかったのは価格の戻りに期待を繋いでいたからです。
しかし、最近の商社のシェール関連の減損処理を見ていると、既に資本を食いつぶし絶望的な状態なのです。
しかも元よりシェールからシェアを奪い返したいサウジは減産しませんし、外貨が欲しいプーチンも減産などしませんし、爆食中国は株安で小食になり、大産油国のイランが制裁解除で増産の方向です。
米国はサブプライム問題後のリーマンショックを乗り切るのに「シェールバブル」を利用していたと言って良いでしょうが、同産業は少人数が潤うIT産業などと違い、雇用に大きな影響を与え、人の将来の見方を明るくして、車や家の取得に動かしました。
人がカネを使うのは、カネの有る無しより、将来が明るいか否かなのです。(^_^)

2 Comments

PBY元気小僧

こんばんは。 
アメリカが39年ぶりに産油量世界一に返り咲きました。シェール革命のせいですが、生産性は、いまだに向上してるそうで、リグ数が減っても生産量が思ったほど落ちなかったのは、そのせいと言われてます。最新の情報では、7月2日付オイルリグ数が640で先週比1,9%増と、反転してます。これでまた原油価格が最近下がってきたわけですが。加工してない原油は、案件ごとに議会の承認が必要ですが、TPPが成立すると日本の商社はアメリカ産の原油やガスに向かうのではないでしょうか。アメリカのLNG輸出施設の株価はまあまあのところいってます。アップルやGMなどの中国で売上多いのは売られてます。アメリカ雇用は、パートタイマーがまだ多い、給料の伸びが小さい、労働参加率の低下など、問題山積です。なんで利上げを急ぐのかはわかりません。グリーンスパンと同じように、利上げを口にして市場の反応を見てるのか?将来の不況に備えて利下げの糊代を作ろうとしてるのか?どちらにしても先進国のうち、一番ましなのがアメリカだと思うのですが。

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heikurou

元気小僧さん
生産性の増加は採算の低い井戸の生産をやめ、効率の良い井戸に絞り、高利で借りたカネの金利を払う為にフル生産をした為でしょう。
ただ新たな井戸の開発が止まっているようですから、よほどの高採算井戸を持っている所しか生き残れませんね。
他は金利を払うための赤字操業を続けた挙句、新たな借り入れが出来なくなった時点で倒産します。
採算ラインは60ドルと言われているようです。
平九郎

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