昨日の東京市場はギリシャに加えて中国株の下げが一時7%を超えた為、596円(2.88%)安となり、その後の米国は350ドル(1.95%)下げたものの、下げ率では日本を下回り、パニックには程遠い状態で返ってきました。
しかも危機を感じれば大きく買われるGOLDは小動きで、世界の市場は極めて冷静ですから、今回の下げは飽く迄、最近のギリシャ問題への「根拠なき楽観」の反動です。
また先ほどチプラス首相は国民投票で、「EUの緊縮要求に賛成するなら辞任する」旨を発表していますから、銀行閉鎖で国民への痛みが先行したこともあり、ギリシャがユーロに残留する可能性は遥かに増したと思います。
まあ本日中のIMFへの返済は、ヤミ金「プーチン金融」からでもカネが出ない限りデフォルトはしそうですが、既にさほどの影響は無いでしょう。(笑)
しかしながら、ギリシャに目途が付いたとしても、上海総合は終わり値でも3.34%の下げと、未だに底を打ったとも言えない状態で、しかも買いが信用取引を利用したものでは、一気に20%以上下げた以上、時間をかけての整理は避けられません。
従って、楽観論を言える状態でもありませんで、特に今回の中国株の下げは、中国人観光客の激減を想起させますから、いわゆるインバウンド銘柄への影響は大きいです。
結局、為替にも、景気にも左右されない成長銘柄を狙う姿勢を替えようも無い為、銘柄的には大きな変化は有りませんが、ここで「じげん」がイナゴの集合を感じさせる上げ方をしたので、一旦売却して、三井住友トラストに資金移動しました。
何れ買い戻す積りですが、変動率が急上昇した現状では三井住友トラストの持つ高い流動性が欲しくなったのです。(^O^)
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