昨日は再び上海株総合が3.46%下げ、ギリシャの雲行きも怪しくなって来ましたが、反面TPP交渉に明るさが見えるなど、今日も強弱感が交錯する相場は続きそうです。^^
さて一昨日取引所の株主総会が終わる時期と書きましたが、正確には商品取引所の株主総会は今日26日ですから、統合が発表されるとすれば今日以降です。
そして、総合取引所構想に進展があると信じる理由は、日本取引所グループCEOが16日の総会で信頼感のある清田瞭氏に代わったことや、商品取引所側も今日の総会で社長が交代するからです。
最も社長が交代することで必ず、進展すると言うものでもないのは承知していますが、これまでの確執を考えれば、両者が変わることで圧倒的に話は進みやすくなります。
また此れまで最大の障害であった先物取り引きシステムの統合は昨年9月に決まっており、既にお膳立ては出来ているのです。
しかも夏までに話が進展しない場合は、商品取引所を除外する議員立法も企画されていますから、商品取引所側は既に逃げ場などありません。
以前にも書きましたが総合取引所構想は、第一次安倍内閣の時出来たもので、それを民主党が引き継ぎ、今回また安倍内閣で復活を狙っている案件で、政権の悲願とも言える政策です。
まあこの夏中に統合が発表されたとしても、当初の目論みだった「16年1月からの金融取引の一体課税」には間に合いませんが、発表されれば、JPXを始め、今は絶滅危惧種でしかない商品先物取引会社へ与える影響は莫大です。
今日の株主総会が終わり、両取引所の社長同士が真摯に話し合い、JPXの目標とするアジアを代表する取引所としてGOLD.原油・天然ガス・コメ等を抱合した総合取引所を、早期に実現することを期待しています。
もっとも両取引所のトップ交代は「安倍政権の意向を反映したもの」かもしれませんが、此処で遅れると、次第に存在感を増す上海取引所に全てを持っていかれそうなだけに、ヤキモキするのです。
TPPを成立させ、コメを含む商品を含めた総合取引所の成立は日本を強くします。(^O^)
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