必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

借りたカネ返せよ♪

大イベントだった3月決算発表と、6月の先物オプションのSQが終わり、今日からは夏相場に入りますが、次はギリシャ問題位で、暫くは今季予想を織り込む個別物色が続きそうです。
ただそのギリシャのデフォルト問題はやはり結構大事で、いざデフォルトとなれば、リスクオフの動きとなり、為替は大きく円高に動くと思われるからです。
でもって、デフォルトの可能性ですが、これは「限りなく高い」としか言えませんで、状況は上記でリンクしたダイヤモンド紙の通りでしょう。
だいたいあのチプラス首相の交渉態度を厳格なるドイツ国民が許容できるはずもなく、もしメルケル氏がギリシャを甘やかす姿勢にでれば、ドイツでは暴動が起きちゃいます。(笑)


デフォルトの結果ギリシャの政治体制が崩壊し、ユーロを離脱することになっても、それは「借りたカネは返す」と言う、資本主義の根底をなす大前提の前には仕方のないリスクと考えるべきでしょう。
もしここでギリシャの「ごね得」を許せば、その他の財政赤字国の財政規律は大きく緩み、それこそユーロ維持どころか、金融秩序そのものが崩壊しますから、ギリシャのユーロ離脱リスクは覚悟して臨むべき事なのです。
従って、ギリシャがデフォルトを前提に、リスク資産を大きく膨らませることはないと思っていますが、日本では既に積み上がった裁定買い残の解消売りが出る可能性は強いです。
従って、夏相場は個別物色中心で、全体相場の見通しはあまり良くありません。(^O^)

2 Comments

heikurou

ぴのこさん
デフォルトの定義が問題になるようですが、既にEUはギリシャの離脱を覚悟しているというか、「出ていけ!」と言いたがっている気がしています。
人は勘定と感情の2つのカンジョウで動くと何度もメモに書きましたが、今回のチプラスは感情を刺激しすぎています。
勘定ではマイナスでもドイツの国民感情が許さない気がします。
平九郎

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