必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

黒岩動く!

経営者の顔が嫌いであまり買いたくはない三井住友トラストホールディング(三住トラスト)ですが、利益と同時に株価が騰がると考える理由はもう一つあります。
それは同社が順調に増配を重ねて来てると同時に、今年から「企業価値向上」を目指して自社株買いを継続的に始めると明言しているからです。
実際それらを評価してか、運用資産570兆円と言われるブッラックロックグループが昨年発行株式の5.07%、約2億株の大量保有に動いています。
(電子四季報有料版からの情報なのでリンクはしません。)
先日来国内最大手証券の設定した「企業価値向上ファンド」を評価できなかったのは、同社の選んだ会社が本業の改善に取り組んでいるのが見えず、代表的銘柄でえある配当性向130%の青山商事など、10年後には会社は存在しないと思えるからです。


しかし、ブッラックロックの投資した三住トラストは、収益構造の改善強化に取り組み、自社株買いも行うなど正しく「企業価値向上」に取り組んでいます。
配当を増やし、自社株買いを行うだけで、事業利益が向上できないなら「企業価値向上」とは言えません。
正直国内最大手証券の力の衰えを感じると共に、ブラックロックの世界最大手は伊達ではないとは感じています。
その昔不動産バブルに火を付けたのは当時の住友銀行の磯田頭取による「向う傷は問わない!」経営による銀行融資の急拡大が発端だと思っていましたが、どうやら今回のバブルは三住トラストによる薄めたへッジファンド「ファンドラップ」が引き起こします。
例えファンドラップが運用資産の30%程度ヘッジファンドを組み入れなくとも、ファンドがレバレッジを効かせれば投資金額は元本の何倍にも膨れ上がります。
株など触ったこともないような爺さん婆さんが、ヘッジファンドの「カネ主」になり始めています。(>_<) 例え、短期的に企業価値は向上しても同社の行動を手放しで支持はできませんが、ウオッチを続ける必要はあります。(^O^)

2 Comments

suzume

こんばんは。
先程、EDINETでブラックロックの三井住友トラストの大量保有報告書を確認しましたが、そこに横浜銀行の大量保有報告書もありました。
ますます怪しいので、両方とも厳重ウォッチすることにします(笑)。

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heikurou

suzumeさん
横浜の大量保有は気がつきませんでした。
ありがとうございます。<m(__)m>
地銀の窓口は横浜銀行と共同で立ち上げたスカイオーシャンアセットで、間違いなさそうです。
あとは郵貯の窓口が決まれば、桁違いの相場になるかもしれませんね。
平九郎(^O^)

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