必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

円安の中トヨタが安い!

今朝届いた日経新聞の1面見出しを見ると「しぶとい円安」103円・背後に公的マネーと有ります。
アレ?と思ったのは何時から円安が「しぶとい」という好意的とは思えない表現をされ始めたのかと言うことです。
不審に思って2面の記事を読むと、公的年金などの外債買いが進み、円安を助長していると言う記事なのですが、やはり円安に懸念をもつ記事としか思えません。
その昔、不動産バブルの真っ最中は「円高=善」で、「円高=株高」であったものがいつの間にか、円高は歓迎されなくなり、2年前の70円台からの当局の円安介入は歓喜を持って迎えられました。
それが、ここへきて再び新聞の論調が変わったのは、今回の円安が「国家の衰退による円安=悪い円安」と見られ始めているのでしょう。
ソニーや、パナソニック等の弱電輸出産業が衰退し、強い車産業は生産の海外移転が進んだ今、原発を止めたことによる燃料費輸入の急増が貿易赤字を13兆円と巨大にし、燃料輸入縮小の目途は全く立っていません。


しかも原油依存度の高い中東は混迷の度を高める一方ですし、プーチンと仲良くするのも米国の手前、限界がありますし、第一プーチンが米国より信頼できると思っている日本人は極めて少ないでしょう。(笑)
これでは悪い円安と言われても仕方のないところで、昨日は103円台の円安だったにも拘わらず、円安メリット株の代表であるトヨタが下落して終わっているのも気になります。
昨日のNY市場は続伸で終わっていますが、なにやら嵐の前の予感もしてきました。
円安が進む中でも自分のファンドは、より一層内需株に偏りそうです。(^O^)/

2 Comments

PBY元気小僧

ニーハオ。平九郎さん。
中国の新築住宅価格が前月比、3か月連続下げとなりました。70都市のうち下げが64都市まで、広がってきました。前回カキコしたように、過去2度は株価が下がっていたのですが今回は、今のところ上がってます。10月に予定されてる直通車の影響だとは思うのですが。過去の出来事が、そのまま同じようには起こらない典型でした。
アメリカ中間選挙の年のアノマリーが、今のところ起こっていませんが、ソロスの行動は不気味ですね。ポジションを明らかにしたのも、短期決戦の投機家らしいですね。

返信する
heikurou

元気小僧さん
不動産価格の下落による不況は貸し出し側が基準を上げると同時に担保価値が下落しますから、長引きます。
ソロスの考える通り米国株価が下落すれば、世界経済を牽引するのは不動産バブル崩壊以来休養十分の日本以外にないと思っています。(^O^)

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です