必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

信用ナンピン

昨日の東京市場は朝方こそ堅調に始まったものの、上海株が予想に反して下落すると急速に勢いを失い、結局135円値を下げて終わりました。
またその後のNY市場が149ドル上げているだけに、東京は今日も堅調には始まりそうですが、中国株次第では再度売られそうで、市場では久ぶりに政府によるPKO(プライス・キーピング・オペレーション=株価維持策)の発動が囁かれる始末です。
実際、株価を見ていると象徴的な平均株価こそ堅調でも、春先に大きな相場を出した株ほど、平均以上に値下がりする傾向が強く、昨日はいわゆる「底が抜けた」株が増えています。
一向に減らない信用残と合わせて考えると、夏場の相場は思ったより厳しく、平均株価がさほど下がらない中で、自分の持ち株が予想以上に下げ続けることも覚悟する必要がありそうです。
メモでは以前から「信用取引のナンピンは破綻に直結する」と言い続けてきましたが、現在の信用取引利用者の状況がマサシク信用ナンピンで、このまま行けば「総投げ」に追い込まれる可能性が高まっています。


株価の下落が急だった為、時間的には依然余裕が有り投げが何時になるかは分かりませんが、今後信用残が急速に減る場面が出れば、それが底値のシグナルになると考えています。
平九郎も信用は使いますが、飽く迄「ツナギ」であり、評価損を抱えた信用を3日も持ち越すことはしませんで、信用で保有株を持ち越すのは飽く迄利益が乗っている時だけです。
なぜなら、損を抱えたままの信用取引を継続して儲かっている人を知りませんし、普通売りでも買いでも信用取引で儲かる人は含み益しか抱えていないからです。
むろんその後相場が回復して評価損を抱えていた株が儲けになることもないではありませんが、長く続ければ、どのような相場巧者でも思惑は何時か必ず外れるものです。
それが投資家に理解されにくいのは、信用利用者は数年で破綻する確率が高く、長く生き残るものが少ないからなのです。(>_<) それで思惑が始終外れる割に生き残っているわけね!(ー_ー)!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です