必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

時間待ち

昨日の東京市場は堅調に始まったものの、上海取引所が大きく下げてくると、次第に下げ幅を拡大して結局167円安で終わりました。
13000円を割れば抵抗感が出ても、上回ると売り物の押され、結局13000円近辺が一番居心地が良いようですが、それにしても最近は相場も上海に振り回されることが増えました。
経済規模で抜かれ、宇宙開発で抜かれ、スーパーコンピューター競争でも中国に抜かれた日本は、今度はマーケットの影響力でも抜かれそうです。
まあ現物株市場で東京はアジアでの存在感を示していますが、こと金融デリバティブでは大阪でも1位のインド国立証券取引所の10分の1規模で、東京金融取引所が26位、東証は35位と世界では先物後進国なのです。
世界で初めての先物取引は堂島のコメ先物と言われる日本ですから、先物では先進国のはずだったのが、今では商品先物でも12位ですから、凋落の一途を辿っていると言ってよいでしょう。


マーケットの賑わいはカネが集まっていることを示しますが、カネが集まるところに人も、情報も集まります。
だからこそ乱世の天才織田信長は楽市・楽座を作ったのであり、ロンドン・NY・シンガポール・香港が世界都市であるのも金融市場が整備されていることが大きな理由です。
現物株と金融先物、商品先物が、同一担保、同一税制で取引出来る自由でオープンな市場を作り、規制緩和で外国人が家族でも住みやすい住環境を作れば、世界中から人は集まります。
だからこそ総合取引所は急ぐ必要があるのですが、実は開設の時期は税制の統合時期から見て16年1月で決まっていると思われます。
大筋の法律は既に出来上がっており、後は細部を詰めるだけですが、それでも最後に抵抗を示す輩は多く手間取っているようですが、政権が安定すればそれも収まります。
都議選の結果は時間が解決してくれることを示していますから、当面は時間待ちですね。(^_^)

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