必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

充電期間

参議院選の前哨戦と言われる都議会選挙の結果が、自民・公明の史上初となる全員当選という圧倒的なものになり、7月の選挙でも同傾向が予想され、参院で野党が多数を占めるネジレ国会は解消される可能性が一段と強まってきました。
もっとも歴史的大勝とは言っても、投票率は史上番目に低い43.5%だったようですから、失言などで大きく流れが変われば、依然結果は分からないと言う声も多く、大勝といってもそれほど安心できるものでもなさそうです。
さて相場は甘利ラインと言われる13,000円では抵抗感を示していますし、実際先週末13000円を割り込んだ場面では売りが枯れた感じさえありました。
まあ現実には信用残は全く減少していませんから、売り物が無くなった訳ではないのでしょうが、5月23日以来あまりに株価が急に下げたため、半年の信用でも時間的には5ヶ月の余裕がありますから、その間に安倍さんが何とかしてくれるという期待が強い為、投げずに持ちこたえている感じです。
ところで安倍首相は世界の金融関係者を集めた先のロンドン講演で、「自分自身をドリルの先端として、規制緩和を推し進めていく」と断言して、決意のほどを示しました。


アベノミクスの目玉は、「国家戦略特区」であり、規制緩和による外資の誘致ですから、それも当然でしょうが、実際のビジネスのしやすさを各国・地域の各指標別得点を見ると、日本は24位と 1位.シンガポール 2位.香港・ 8位.韓国に比べ、大きく劣っています。(本日日経9p)
まあ香港を単純に中国と見るかは意見が分かれそうですが、国別と考えれば、日本は中国にも遥かに劣るビジネス環境だと言うことになりますから、このままではアジアのビジネス・金融センターなど「夢のまた夢」で、安倍氏の言う大胆な規制緩和が必要なのは明らかです。
ホームランの後、次の打席でデットボールを浴びて病院直行など、何が起きるか分からないのが世の中ですから、都議選の結果が確実に参院選に反映されるか否かは分かりません。
しかし、ネジレが解消して安倍氏の政策が通過しやすくなる可能性が増しているのは事実でしょう。
相場は、暫くの揉みあい中で、次の上昇へのエネルギーを貯めることになると考えます。(^_^)

2 Comments

PBY元気小僧

こんばんは。お元気そうでなによりです。
中国株は、まいど、パンチのきいた相場が続いてます。
突っ込み買いの、吹き値売りのまいどパターンです。
市況株が叩き売られるんで、買っときさえすれば良かったんですが、今回はご存じのように中国政府も本気モードです。
驚愕の貿易統計、愕然のPMI,短期金利3%から13%へ、平成の鬼平 三重野日銀総裁かなつかしいです。
来年1月は新FRB議長に女性がなるみたいですが、就任直後は、まいど大事件が起こってます。シートベルトはレース用に変えてます。

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heikurou

元気小僧さん
お久しぶりです。^^
確かに今回の中国は本気のようですね。
十分注意するとしましょう。
FRB議長はイエレン氏の声が高いようですが、バーナンキ続投もありうると思っています。(
平九郎

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