週末のNY市場が安かったことや、円高も再燃していることを受け今日の東京は再度売られそうで、信用の投げ売りや、担保処分が相当数でそうですから、現物株投資の長期投資家にとっては、狙っていた株が思わぬ安値で拾える可能性があります。^^
さて週末は投資家のバイブルとも呼ばれる四季報の発売日でもあり、休み中四季報を読んで過ごした人も多そうです。
だだし四季報の本質は競馬の予想誌と同じで、「会社業績の予想誌」ですからその数字は会社が出している自社業績の予想数字とはだいぶ違います。
まあそれも当然で、会社によっては到底達成不可能とも思える数字を「努力目標」的に予想数字として出すところもあり、会社予想を鵜呑みにすれば予想誌としては成り立たないからです。
それが今回端的に出たのは注目中の第一商品で、同社の予想である1株利益139円は四季報予想では77.7円と大幅なダウンで予想されています。(笑)
まあ前年も同じような予想を出して達成率が悪かったので、会社予想は「希望」でしかないと思われている訳ですが、一つ面白いと思うのは、前年度の営業収益が80億円でしかない同社が広告宣伝費に同年度16億円もかけていることです。
同社の所属する商品先物業界はここ数年、日本ユニコム・エース交易の上場廃止に続き、今月末にはひまわりHDも上場廃止が予定されている超の付く不況業種です。
その不況業種の中で営業収益の20%を広告宣伝費にかければ、存在感がでるのは当然で、日経のモーニングサテライトや、マネーの虎などの経済番組の視聴者は、既に耳鳴りがする位同社のコマーシャルを聞かされています。(笑)
従って上記番組の視聴者である投資家には既に(商品会社=第一商品)というイメージが出来上がっており、実際同社のIRにライバル企業を問い合わせても、「昔はエース交易さんでしたが今はライバルと呼べる存在はないです。」という答えが帰って来ました。
また面白いのは、上場している商品先物会社を全社足しても投信の持ち株がゼロなことです。
継続疑義・上場廃止が頻発している現状を考えれば、それも当然でしょうが、今年は総合取引所構想や、消費税の引き上げ等商品に注目が集まりやすくなっていますから、注目を浴びた時の変化率は大きいです。
先日は同社のコマーシャルが平九郎の夢にまで出て来ましたが、コマーシャルの継続は累積効果を生みますから、同社の会社予想は四季報が予想するほど不可能ではないと感じています。(^O^)
夢じゃなくてテレビ付けて昼寝していただけだろう。(ー_ー)!!
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