昨日の東京市場は朝方は売り込まれたものの、引けでは戻し28円の小幅安に終わりましたが、その後の欧州でギリシャが再び危機モードに入ったとして円高・NY株安が継続し、今日も相場は梅雨模様です。
しかし、ギリシャ問題も何度も経験している為、投資家にも慣れが出てきていますから、さほど動揺するとも思えませんで、大きく下がることはないと思っています。
確かにNY株安もあって日経先物も13000円まで売られて帰ってきていますから、朝方は裁定解消売りが出るのは避けられませんが、一巡後は個別物色が始まりそうです。
日経平均13000円を甘利ラインと呼ぶそうですが、確かに13000円まで来ると抵抗感を感じますし、このラインを割り込むと、好材料に反応することが多くなっています。
当の甘利大臣は間もなく乱気流を抜けるとアナウンスしているようですが、マスコミは叩くものの甘利大臣の言う通りそろそろ乱気流は抜けそうです。(笑)
第一今回の下げは元々「ない方が不思議」の下げでしたし、それまでの上昇過程で十分な利益が出ている人も多い為、市場が落ち着く水準を確認すれば、変動率は自然と縮小します。
そして通常急落の後のマーケットが狙うのは、既に大きな相場が出た株ではなく、以前から調整中の株や、相場が無かったものが多くなりますが、それも当然で、投資家は既に持っている株を新たに買う必要はないので、信用の高値シコリがある株は戻り売りが多い為狙われないからです。
まあ俗にいう「手垢の付いていない株」と言うことで、これまでが全ての株が騰がったと言っても良い状態だっただけに、比較論でしかないのですが、それでも直近で信用残の多い銘柄や、下値でも増え続けている銘柄は短期筋から敬遠されることになりそうです。
平均株価は当面13000円の「甘利峠で一休み」と言ったところでしょう。(^O^)
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