週末の米雇用統計が高過ぎず、低過ぎずの絶妙な数字だったことから、NY市場は207ドル高と大きく反発し、ドル/円も97円台の円安とあって、今日は大きく買われてのスタートとなりそうです。^^
ただ、これで底を打ったかと言えば、それも難しいところで、今日は反発できても明日は分からない、週末のメジャーSQに向けて変動率の大きい相場が続きそうです。
まあ今日・明日で開かれる日銀金融政策会での、追加緩和を期待する向きもありますが、「無理」感があり、逆に失望感からの円高再燃が懸念されるところです。
さて週末はもう一つ大きな出来事としてオバマ米大統領と、習近平中国国家主席の会談がありました、米側の歓迎ぶりは、同盟国の日本の首相を遥かに上回るもので、日本の存在感の低下を感じさせます。
経済は20年以上低迷し、国際社会での発言権も低下している現在、米国に冷遇されても仕方がないのですが、日本はこのまま経済が回復できなければ衰退国家まっしぐらです。
首相どうしが、にこやかに握手はしてもテーブルの下では蹴りあいが続くのが国際社会ですから、直ぐに米中が蜜月関係になるとも思いませんが、軍事的にはまだまだでも、経済的にはジャパンパッシングを警戒する必要も出てきました。
製造業の海外移転は相当程度進んでおり、円安の効果も限定的な現在、アベノミクスでの景気浮揚に失敗すれば、不景気の中での高い失業率と、膨大な財政赤字が残るだけとなり、悪い円安が起きる可能性は強いです。
家庭向け電力料金の本格値上げも9月に迫っており、今後も廃炉費用などが上乗せされた値上げは始まったばかりとも言えそうで、残る原発の再稼働が遅れれば、円安下では家計の負担が増すばかりです。
日本再生に残された時間はあまりない為、安倍政権の一層の奮起を期待します。(^O^)
自分は奮起してるんか?(ー_ー)!!
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