変動率の大きい日経平均に振り回される毎日が続きますが、昨晩はドル/円が一時95円台を付けるなど大波乱を繰り広げ、現在は落ち着いたと言っても97円近辺で前日比では2円近い円高ですから、今日の東京株式も売られてスタートすることになります。
まあNY株式市場は一時100ドル余り売られたものの大引けでは80ドル高となっていますから、今日はさほど大きく下げるとは思いませんが、少し怖いのが昨日の為替の大波乱が「材料が無く起きた」ことで、原因不明なことです。
何もなくても、大きく動くとあっては投資家に恐怖が生じますから、手持ちポジションを縮小したくなるもので、所謂「信用収縮」が起きやすくなり、株で起きれば当然株価は急落します。
幸い昨日はNY株にまで波及しませんでしたが、どうも直近のダウ平均には「不穏な動き」を感じており、一部で利益確定を急ぐ動きが出れば「雪崩を打って、売りが売りを呼ぶ」こともあり得ます。
しかも国内に転じてみると、下げのエネルギーである裁定残は時価総額の0.9%程度と推計されており、最近の上限とされた0.75%を大きく上回り、個人投資家も下げたところを信用でナンピンしているようで、信用の買い残は23日の急落後も増え続けています。
これでは、信用を利用した大きなポジションを持ちこしてNY市場の暴落にでも合えば、「即死」してしまいますから、ごく短期の売買以外は取組難いのが現実です。
まあNY市場暴落は平九郎の主張する「GOLD暴騰」のメインシナリオですから、NY市場が暴落して初めてシナリオが動き出すとしてGOLD取引で最大手の第一商品を買っていることもありますから、ある意味歓迎でもありますが、暫くは現金を多めに持ちます。
また、現物の長期投資銘柄を売りに出す気はありませんが、長めの信用取引は封印したいと思っています。
もっとも持病の「チカチカ病が」悪化している為、あまりあてにはなりませんが、少なくとも小口にしますし、値ごろ感だけで信用で長く持つことはしません。(笑)
値ごろ感だけでの信用でのナンピンは、投資家が「破綻」に至る最短の投資法です。(>_<)
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