必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

規格外のせめぎ合い。

先週末のNYダウが208ドル下げ、ドル/円も100円割れが視野に入って来たことから、今日の東京も寄り付きも警戒感からのスタートになりそうですが、材料銘柄の物色は続きそうです。
さて問題は平均株価の下げが何時まで続くかですが、平均株価は昨年11月以来約80%上昇し、15%下げたわけですから、これで終わりとすればさほどの調整でもありません。
ただ今回は上げ相場が「規格外」だっただけに、下げも「規格外」になる可能性を秘めており、迂闊に底を打ったとも言えません。
特に異常なほどのスピードで増え続けた裁定残は依然高水準にありますし、なにより不気味なのは信用残が増え続けていたことです。
これは下げのエネルギーが全く減っていないことを意味しますから、悪材料が出てくれば、まだ下げる事を意味し、為替で騰がった相場だけに為替が円高に振れれば、下げやすいとも言えるわけです。


そしてそのドル/円相場ですが、メモでは昨年の円相場を「歴史的な円の天井圏」と主張し続けてきましたし、それは今も変わっておらず、円安は継続すると考えています。
しかしながら、どのような相場でも3分の1押しと言うのはごく普通で、ない方が「異常」と言ってよいものですが、今回のドル/円のスタートを75円と見れば103円の相場は28円幅あり、その3分の1は9.3円ですから、103円から9.3円下押すと93.7円となります。
ウ~ムもし為替が93円台を付けるような事があれば、当然為替の円安を材料に買ってきた株はもう一段売られますし、日経平均の下げももう一段大きくなります。(ー_ー)!!
そして困ったことに、為替はそれでやっと3分の1押しですから、93円台の円相場は「無い方が異常」の世界だと言うことで、実際今年度の製造業の為替予想もそのあたりに集中しています。
従って、為替の円高が再燃する可能性を排除するわけには行きませんので、今週も警戒は継続し、アベノミクス成長戦略の本命と考える株に集中してきます。(^_^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です