必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

個別物色

注目している裁定残高の数字が、11月30日現在で2兆2102億円と、前週比982億円増え、1年9か月ぶりの高水準になりました。
裁定残は限界に近いと言いながらまだ増えているじゃないかとの突っ込みはあると思いますが、そこは人間と同じで、寿司を腹いっぱい食べた後でも、美味そうな戻りカツオを隣の人が食べれば、此方ももう一貫となります。(笑)
現実で言えば、今まで現物と先物の価格差が100円の時裁定買いを入れ続け、既に資金的制約から残高が限界近くになっていても、価格差が150円まで広がれば、美味しい収益機会が目の前にあるわけですから、多少資金的に無理をしてでももう少しとなるわけです。
まあ過去の例からすれば、今でも裁定残の2兆5000億円程度までは不可能ではありませんが、現状でも相当腹いっぱいのことは確かで、予想外の悪材が出れば急速に吐き出されます。
しかも日経平均も9500円ともなると、次第に売り物が多くなっており、相場は上がり難く、下げやすくなっています。


まあそれでも昨日は81円台に動いた為替も、今日は再び82円台半ばで、しかも昨日のNYダウ平均は82ドル高・シカゴの日経平均も高いですから、寄り付きは裁定買いから入ります。
ただダウは高くても、ナスダックはアップルが大きく下げていることもあって22ポイント安ですから、此処での強気は裁定残の多さや、円売り残の多さを考えるとかなり危険です。
従って、今日の高い所は利食いか、ヘッジ売りを先行させる場所と言う認識ですが、個別株はまた別の理屈で動きます。
まあ総括すれば今日は、平均株価への高値警戒感のなかでの個別株物色と言うところですね。(^_^)

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