昨日の東京市場は大引けこそ戻したものの、結局日経平均は5日連続安と、今が梅雨であることを感じさせ、しかも続いたNY市場も48ドル安とあっては、今日も元気がでるはずもありません。
まあ本日の日銀政策会合で、追加緩和策への期待感が低いながらも残っているとすれば、今日も恐らく失望する可能性が高いでしょう。
ただ売りのエネルギーもさほど高いわけではありませんから、売られても、戻しやすくなっており、明日のSQを睨んだ仕掛け的な売りがでたら、むしろ戻りを取りに行く相場だと思っています。
さてどうも八方塞がりの相場ですが、すこし明るい材料として、インド経済への期待感の拡大が出てきました。
これは今まで、外貨開放などに消極的な財務相のムガジー氏が名誉職である大統領に立候補することが決まり、シン首相が財務相を兼務することで、積極的外貨誘致が可能になり、税制改革などが動き出しそうなのです。
なにより、普段物静かと言われるシン首相が財務相兼任後、早々に揚げた標語が
「India Means Business](インドとはビジネスを意味する)だと言えば、その意気込みが伝わってくるでしょう。
また外国投資の受け入れは特に重視し、外国企業のインド国内での事業申請の手続きの簡素化を進めると言います。
リーマンショック以来世界経済の牽引を一身に担った、中国の減速観測が高まる中、残る人口超大国であるインドが動き出すとすれば、期待感は一気に広がります。
当面は食品スーパーなど複数のブランドの製品を扱う、総合小売業への外資解禁の時期が注目を集めていますが、政府は大統領選の開票が終わる、22日以降出来るだけ早い解禁を目指していると言います。
外資系小売業が魅力的な商品を並べれば、人々の物質欲は一気に高まり、それが更なる成長への原動力となるだけに、今後のインドの動向は注意を払う必要があります。(^O^)/
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