必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

薄~い期待!!

以前から話題になっていた東証のアローヘッドによる高速売買ですが、7月半ばからより高速化を目指して、株式の売買速度を現在の2倍にあたる1ミリ秒以下とするそうです。
売買速度がミリ秒以下ということですから、これでは到底人間では対抗できませんで、日計りや、スキャルピングと言われる投資手法を使う短期筋にも大変な時代となり、実際短期主体のデイーリングでのみ成り立っていた証券会社も、廃業の方向で検討している会社が増えているといいますし、短期主体のディーラーも生き残ることの難しさを語り始めています。
まあ時代の流れだと言ってしまえば、それまでなのですが、問題なのは全ての取引が高速化し、ミスや、故障などに対応する人的パワーが追い付かなくなっていることで、以前起きたフラッシュ・クラッシュのようなことが起こり易くなっているということでしょう。
実際平九郎は偶然これを目の当たりにしましたが、僅か数十分の間に1000ドル近く下げた事実は、かなり衝撃的でしたし、その後の資金運用動向にも影響するものでした。
取引を増やすための高速化ですが、理由も良くわからず、瞬間で1割近くも下がるようでは、信用拡大による取引が膨らむとも思えません。


今回の高速化を追求する結果は、より機関化と機械化が進みそうで、なにやら人間味のない取引が増えそうですが、まあそれならそれで、やりようがあります。
要は余りにも実体を無視した価格になったら買いを入れる時と判断すれば良いのですが、難しいのはインサイダー取引があった場合です。
実際インサイダーと思われる取引は未だに数多く見られますし、撲滅するのが難しいのはわかりますが、東証は取引の高速化だけでなく、インサイダーの摘発にも力を入れてほしいものですね。
さて今日は為替が80円台の円安と言っても、理由が日本国債の格下げでは喜んでもいられません。
まあ市場では期待感の薄い、日銀金融政策決定会合の結果ですが、他に期待する物もないので、すこしは期待してみるとしましょう。(^_^)

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