ギリシャのユーロ離脱が現実味を帯びてきたことにより、欧州の一層の混乱を予想する投資家が増え、海外は昨日も大幅安となり、今日の東京も低迷が約束されています。(ー_ー)!!
まあ日経一面のソニーとパナソニックが有機ELテレビの量産技術で提携を模索するなどのニュースは悪くないのですが、如何せんまだ実効性が無さすぎ、空売り筋の買戻しを誘えるかどうかも怪しいです。
また日本電力問題もいよいよ現実の数字を突きつける段階となり、この夏大飯原発が動かなければ、関電管区は他地区の協力を仰いても、昨年の東京並みの15%節電を強いられそうです。
さてこうなると問題はこれらの悪材料が相場にどこまで織り込まれているかですが、欧州問題は当のギリシャより、その後の他の債務過大国への波及ですから、こちらは簡単に片付くことはありませんし、日本の電力問題も同様です。
従って、出来事やニュースだけで相場をはかるのは無理があり、相場を読み難くしていますが、これを需給面の信用残や裁定残でみても途上感が強く、良くわかりません。
こうなると全体相場は空売りを交えた短期筋に振り回される動きの中で、信用や裁定残の整理を待つ状態の中、海外の反転を待つことになりますが、NY安に関しては、フェイスブックのIPOが全体相場の低迷に大きく影響していると言う見方があります。
これは人気IPOが出るときは、買おうとする投資家がキャッシュ比率を高め、上場を待つことから株価が押しても買い物を入れず、続落しやすいということで、過去にも同様の例が多いと言います。
反面上場後は待機資金が解放され反発しやすくなるといいますから、フェイスブックの上場する18日(米)以降は、欧州問題も売り飽き気分が出てきているころですから、これは期待が出来ます。
また日本の電力問題も大飯が動かない場合の節電の痛みが衆知されるに従い、人々の選択がより現実味を帯びてくるもその頃ですから、相場の反転は来週と言うことになります。
まあ総合すると、やはり今週はネット系の小型株と、超短期の取引だけに終始しそうですね。(^_^)
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