必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

特損・特配・フェイス

週末、大引けで500円の大台に乗せた日立ですが、寄り付きは492円と安く始まり、来季は無くなる特別利益での増益に、投資家の評価は冷ややかなものでした。
お蔭で買い増しが出来たので歓迎なのですが、特別利益も利益は利益で、他の弱体部門の特別損との相対処理に使ったり、構造改革費用として利用できますから、今回の日立は配当も特別配当継続で予想の上限に決まったことから考えれば、寄り付きの評価は低すぎたと言うべきでしょう。
なにせ日立の場合は特別利益を含めるとは言え増益となったのはシャープやパナソニックが巨額赤字を出している最中ですし、しかも日立は地震や津波の被害を受け、主力部門の1つである原発部門が事故で全く動かない状態で出してきた利益なのです。
特別利益は確かに来季は無くなりますが、使い方一つで来季以降の増益要因になるわけで、構造改革中の日立にとっては有益な利益だと判断できます。
これは実際先日メモに書いた中央物産も同じで、同社は08年に自社保有土地の売却して特別利益を出し、その利益を通常の10倍の88円という高額配当に充てると同時に物流センターの建設や構造改革費用にしたことで、カテゴリー・コントクラクターとしての現在の増益基調を構築したわけです。


さて、ここまで特別利益のことを書くと、触れないわけにいかないのが日立や中央物産同様に、今季巨額の特別利益を出したフェイスです。(笑)
稼ぎ頭となっていたウェブマネーを売却することで、一時的に得た特別利益ですから、上場時に投資家から巨額の資金を集めた事業家なら、利益は中央物産のように一部は特別配当として分配し、同時に売却した部門以上の利益を追求する事業計画を株主に提示するのが事業家としての「筋」です。
最大の収益源だったウェブマネーを、単に管理の煩雑さを嫌って売却したのなら、投資家の見方は最悪となり、今後の事業計画にも影響を及ぼしますし、平澤氏の事業家としての評価も目先の利益にとらわれた最悪の経営者となりかねません。
フェイスの上場で一代で財を築いた平澤氏ですが、その財は全て株式市場から与えられたものですから、今期は中央物産と同じような特別配当を出し、同時に株主に対しては次世代の増益を見込める事業計画を示すべきでしょう。
まあ今回は平澤氏の事業家としての「矜持」が試されることになりますね。(^_^)

2 Comments

けんけん

久しぶりのフェイスメモですね。
売却以来、次の計画をまったく出さないことに関して、苦笑い半分、やっぱね半分です。
また、ステルス作戦ですかねえ?
特別配当は出さない気がします。
VOCE、GIGAでやっちまったようなことだけは避けて欲しいです。

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heikurou

けんけんさん
友人も特別配当を期待していないと言います。
成長NO1のアップルでさえ配当する現在、売却益による事業計画を出さない以上、特別配は出して当然だと思うのですが、期待していない人が多いと言うことは、平澤氏にそれだけ事業家としての信用がなくなっているのかもしれません。
それとも単にケチなだけだと思っているのでしょうか?
事業家としての信用を無くせば致命的ですから、後者であって欲しいですね。(笑)
平九郎

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