朝起きると外は雪が積もり、お蔭で新聞が届くのが遅く、読み始めたのは既に7時と、今日は大幅に遅れた一日のスタートとなりました。
さてやっと届いた新聞を広げれば、一面には「イラン原油禁輸決定」の記事があり、副題には「EU・7月から完全実施」とあります。
イランは禁輸措置を講じれば、ホムルズ海峡を封鎖すると明言していたわけですから、すわ緊張感が走るかと思えば、原油相場はさほど変わっていませんし、同時並行的に米国空母がホムルズ海峡を無事通過したとのニュースもあります。
また、イランが動くとき一番気になるのはイスラエルの動きで、此方は単独でもイラン空爆をやる可能性がありますから、こんな時には注意が必要ですが、イスラエル国防相が緊急性はないとの認識を示していますので、緊張感は高くないです。
さてこうなると懸念材料がまた1つ先送りされたことになり、世界の市場には緊張感の隙間が生まれますから、当面の株式相場には好材料が追加されたと言ってよいでしょう。
米雇用の回復や、世界的金融緩和に加え、大きな重しであった、イラン問題が先送りされる訳ですから、相場的には前記問題の緊張感から売られ過ぎた株価の揺り戻しがあります。
それがこのところの相場上昇ですが、何分投資家のマインドが冷え切っていただけに飛びつき買いも見られず、復活した外国人の買いに、国内では小幅利食いのヤレヤレ売りが先行しています。
こうなると国内投資家の手の内は空く一方ですから、後々の買い余力を温存させることになり、この余力が相場を長持ちさせます。
しかも、信用残の整理は進んでいますし、裁定残も極めて低い水準ですから、やはり今年の相場は既にスタートしていると見るべきで、現状では力一杯の強気を叫びたい気分です。(^O^)
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