昨日の海外市場は欧州危機に一応の方向性が見えたことで、大幅に上昇し、それを受けたNY市場は、景気減速懸念が遠のいたとの見通しも重なって339ドルの大幅となり、今日の東京も大幅高となりそうです。^^
ただ確かに今日は上がるでしょうが、その後が順調に上昇基調を維持できるかとなると、まだ難しいところで、今日の上げはショートカバーと信用買いの拡大ですから、反動は必ずでます。
現実に個人投資家の株式売買に占める信用取引の比率は上昇しており、今年1月では54%程度だったものが直近では61.4%まで上昇していると言います。
まあ先が見えないから長期より短期と言うわけでしょうが、現在のように30年前と同じ値段の株価を見れば、致し方ないと言う他はないでしょう。
確かに市場要因としての売り要因は軽くなっており、信用の拡大だけでもソコソコの相場は見れそうですが、残念ながら後に続く資金が見えてきません。
従って信用という逃げ足の速い資金での循環相場になりますから、上昇局面では利食いを考え、再度悪材をまって買うというような、姿勢が重要になりそうで、長期投資家にとってはもどかしい相場かもしれません。
ただ国内的には時間が経てば第3次補正も動き出すでしょうし、福島原発の冷温停止も出来るでしょうから、投資家の気分も変わってきそうです。
不動産バブル崩壊以来、福島事故まで落ち込み続けた日本人の自虐的意識も今年で既に底を打った気がしますし、個人や企業には十分な危機感が出てきたと言えるでしょう。
国家の盛衰とは別に日本の企業は強くなると思っています。(^_^)
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