昨日の東京市場は注目の東電やオリンパスは高かったものの平均株価は結局80円余り下げ、市場エネルギー減少の深刻さを示してしまいました。
しかも昨日のNY市場は207ドル安と再び大きく下げ、今日も東京は売りからのスタートとなりそうですし、タイの洪水被害は拡大の一途をたどり、28日の大潮に向けてバンコク全域の水没も懸念される事態となり、タイに工場を持つ日本の輸出企業に与える影響も拡大しています。
また昨日の相場で特徴的なのは昨日の電力・ガスセクターで、高かったのは東電だけで、他の電力ガスは全て安く終わったことで、東電は約10%高と急騰とも言ってよい状態ですから、東電が司法の行方を巡って仕手化したと言うのは間違ってはいないでしょう。
さて欧米の諸問題も気にはなるものの、こちらは既に食傷気味なこともあり、マスコミの注目も映像が手に入りやすい、タイの洪水被害に目が向いています。
ただこちらは自然現象としての雨と、大潮が相手ですから、時間経過と共に必ず雨はやみ、潮は引きます。
見通しとしては洪水と言う悪材料が株価的に最大限織り込まれるのは週末の28日となりそうで、逆に言えばそのあたりが被害企業の買い場となりそうです。
もっとも28日ですべて終了とは行きませんが、それでもその後1週間もあれば、タイ洪水における影響は全て織りこまれると思っています。
まあ欧米の諸問題は終了した訳ではないのですが、一応国家負債拡大により当面の終息は得られそうですし、FRB理事たちのQE3示唆も出てきましたから、相場的には明るい材料です。
相場的には週末から来週末に向けたところが今年最後の正念場だと思っており、久々に緊張感を高めています。
気温は低めですが、今日は良い天気です。(^_^)
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