昨日のNY市場は180ドル高と反発して終わりましたが、決算発表があったアップルの業績が増収増益ながらも予想を下回り、時間外取引で7%以上下げているといいますから、今日の東京市場の反発も限定的となりそうです。
また昨日の東京市場は出来高が薄く、売買代金は10年12月以来の8400億円となり、上げるにしても下げるにしても、エネルギーが不足していることを示しています。
さてそんななか、この夏の電力危機が冬も継続しそうなことが明らかになってきており、今まで世界景気をけん引していた中国の景気減速も鮮明になり、新たに起きたタイの洪水被害も気がかりになってきました。
こうなるとやはり、相場は少ないエネルギーの中での個別物色に走らざるを得ず、ここからは森より木を見る場面となりそうです。
あと、気がかりなのはここまで相場の下落局面で買い続けた日銀のETF買いが細り始めていると言う記事で、購入予定基金の原資が年末まで持たないかもしれないと言う話です。(日経16pチャート&データ)
まあ無くなれば追加すれば良いと、楽観的に考えることも可能ですが、日銀の姿勢が下値を決める最大要因だけに頭の片隅には置いておく必要がありそうです。
また歓迎すべき材料としては、政府の円高対策が21日にも閣議決定され、中小企業向け支援や、生産拠点の国内立地促進と言った円高対策について数値目標を設け、政府と日銀による専門組織で管理する仕組みを導入するとあります。
マーケットは全くと言って反応していませんが、結構本格的なものになりそうで、多少の時間を置いたうえで円安方向へう可能性が出て来ました。
まあどちらにしても暫くは揉みあいの覚悟は必要で、当面は個別株物色に力を注ぐしかなさそうです。(^_^)
いつもは意見させていただいております。
本日、西芝電機のリリースをみました。デンヨーのIQや通気予想などと比べて、西芝の数字がパッとしないのは、製品の納入までにかかるリードタイムの違いが原因なのでしょうか?
以前、新聞等で非常用発電の新規の引き合いが多いというような記事を目にしていたので、今回のリリースに意外な感じを受けました。
平九郎様はどのようにお感じになられたのか、お教え願えますでしょうか。
はまちさん
西芝のリードタイムはデンヨーなどに比べれば相当長いのは事実でしょうし、経営陣がストックオプションの取得を狙っている場合もあります。
まあ発電事業は最低3年単位で見る必要があると思っていますから、のんびり行きます。
突然の需要急増は通常企業の利益率を押し上げますが、西芝の場合突然の感覚が1~2年なのでしょうね。(^_^)
平九郎様、早速のご回答ありがとうございました。
実は、東芝による安値でのTOBという結果が待っているのかとも考えていました。
やはり、西芝に関しては、現物での長期投資が良さそうですね。
寒くなってまいりましたので、風邪などにはお気をつけください。今後とも、メモを楽しみにしております。