昨日の海外市場は広がり始めていた欧州危機への楽観論が急速に萎み、NY市場も247ドル安と大幅に反落して帰ってきたので、今日の東京市場は、昨日信用で買いついた短期売買株の投げ売りからスタートしそうです。
しかし、前週までと違い、底値を売る原動力である、信用の期日売りやヘッジファンドの解約に伴う強制売りは既にほとんどなくなっていますから、整理売りが一巡すれば、見通しのよいものは再び買われ来ます。
ただ当然ですが、今後も似たようなパターンが続く可能性は強く、今回の問題の本質が、世界的な国家債務拡大の行き過ぎにあることを考えれば、政策による根本的な解決などありそうもありません。
結果中央銀行に対して政治的な要求がますます強まり、マネーを多く吐き出すことを求められた中央銀行が、簡単に引き締めに転じることが出来なくなり、再びバブルを引きおこすのだと思っています。
しかし、今回の危機の原因が国家債務である以上、新興国や、世界景気に左右される株式などには向かいにくく、資金が代替え通貨であるGOLDに向かうと言うのが昔からの平九郎シナリオなのですが、結構現実味を帯びてきた気がしています。(笑)
さて向かいにくいと思っていても株大好き人間の平九郎は株を買わずにいられない性質を持っているため、結局株式市場を見続ける訳ですが、震災のあとの災難であるタイの洪水被害はその後も拡大を続け、未だに終息は見えてきません。
こうなると、製造業はいったいどこで生産したらよいか分からなくなり、工場を持たない所謂ファブレス企業が注目を浴びそうな気がしてきました。
風が吹けばおけ屋がもうかるの類ですが、まあ考えるだけでも楽しいものです。(^_^)
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