15日に世界中で呼びかけられたデモは、日本でのマスコミ発表は100人~500人とメディアによってバラバラで、実態が良くわかりませんが、どちらにしても政治を動かす力になるほどの人数ではありませんでした。
ただ、NYでは70人が逮捕される騒動となり、ギリシャに続く破綻候補と言われるポルトガルなどは5万人規模のデモが発生し、ローマでは一部が暴徒化したといいますから、あながち無視もできません。
またタイで起きている洪水被害はその後も拡大を続け、大潮の時期とも重なり被害が拡大しているようで、工場の生産停止にともなう部品不足などの影響は、今後大きくなりそうです。
しかし国内株式相場は先週末メモで書いたように、年内の売り圧力は完全にピークを過ぎ、大きく減っています。
従ってここから出る悪材はむしろ買い場を提供してくれると言ってよいとは思うのですが、平均株価が大きく上がるエネルギーもありません。
相場が力強く見えるとすれば、それは悪材が続いたことで溜まった空売りの買戻しだからと言ってよく、最近の平均株価の上昇ががそれにあたると言えるでしょう。
しかしながら、買戻しが終われば、次を買うのは現状では個人の信用位しか見当たりませんから、次に悪材がでればすぐ振り落とされます。
ただこれも投げが終われば、後がありませんから、先に付けた下値を更新するだけの力もなく、結局よほど業績面での裏付けが見えない限り、上昇傾向を固めるのも無理で、結果平均株価は揉みあいになるわけです。
最も世界不況が進行中のなかでも個別では騰がる株は上がりますし、むしろ数が少ないだけに見つけやすいと言えるかもしれません。
市場が悲観にとらわれている時、割高感を持って上昇してきた株を空売りして、財産を吹き飛ばす信用投資家がでるのもこんな時です。
買い方として見つけたいのはそんな株なのです。(^_^)
コメントを残す