必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

それなりに

タイの洪水被害で、日系の工場に被害が広がり、震災被害に続き、再び日本企業の部品供給網を寸断し、自動車各社が生産減を余儀なくされそうです。
しかも問題は過去形でなく、現在進行形であることで、一部の工業団地を襲った洪水は、水深最大4mに達し、しかも依然上昇する可能性があると言いますから厄介で、順調に排水が出来るまでには1ケ月ほど掛かりそうださえと言われています。
また被害状況がまだ明確でないのも問題で、被害は自動車各社に留まらず、HDDなどの部品メーカーにも広がっているようですから、こまります。
このような突発的な減益要因を除いても、今期は企業予想より円高が進み、しかも欧州問題の悪化で、輸出各社は苦戦を余儀なくされていましたから、減益幅が拡大することも考えなければならなくなりました。


しかも格社の被害状況がまだ明らかではありませんから、相場にも織り込みようもなく、暫くは被害に把握に努める以外にないでしょう。
もっともQUICK調査によると、日本企業の業績については、証券会社の株式担当者の8割が「従来見通しから下方修正する」と見ているそうですから、下方修正の理由が一つ増えるだけで影響はさほど大きいとは思えません。
むしろここからの悪材料は麦踏のように相場を強くする側面があると考えており、今回の洪水は本来的には大きく下げる材料とは思っていません。
しかしながら、現在のようにショートカバーが数日続いた後だけは、それなりに下げる可能性は十分ありますから、注意は必要です。(^O^)

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