ギリシャ問題を嫌気して、NY株式市場は昨日も258ドルの大幅安となり、東京市場も新安値を付けることが当然の、論評が増えてきました。
まあ最近は高名な武者氏も弱気を語りだしたと言いますから、そろそろ総弱気といって良さそうで、相場的に買いを考えるには良い環境になってきたと言ってよいでしょう。
むろん現状ではまだ下げきったと言えるほどの状態でもありませんが、そろそろ底が見えてきたと言ってよいでしょうし、銘柄によっては既に底打ちしていると思われる銘柄も多くなってきました。
依然売られているのは所謂外国人の保有の多い、国際優良株が中心と言ってよく、システム売りの出やすい日経平均採用銘柄が継続して売られています。
しかしそんな相場の中でも以前メモでも取り上げたことのある小野薬や、オラクルなどは上昇の様相を呈し始めていますから、平均株価が弱いと言って株価が堅調なこれらの株を空売りでもすると、本格上昇時に酷い目にあうことが多く、信用初心者が破綻するのもこんな場面でのカラ売りです。
これらの株は海外相場がいくら弱くても空売りなど考えるべきではなく、むしろ押し目買いの領域に入っていると思われますし、現実に海外安で朝方売られても反発力が出てきました。
日本株は不動産バブル崩壊以降20年以上にわたり、無駄を絞り切ってきましたし、成長に一番必要な危機感も出ており、既にアジアをマーケットとして地の利の得た展開も始めています。
今心配なのは日本人の雇用であり、税収減による国家の財政破たんであって、企業ではなく、企業は日本人だけの終身雇用と言う形態をかなぐり捨てる事によって、バブル崩壊以前より遥かに強靭になってきています。
むろんそれが日本にとって良いことかは別ですが、日本企業は不況により欧米企業が足止めされるなかで、有利な成長を続けることが可能だと思っています。(^_^)
コメントを残す