10月になり、先週まで最後の力を振り絞るように鳴いていたセミたちも今日は声が聞こえなくなり、秋の深まりを感じさせてきました。
そして、相場も先週末のNYダウ平均240ドル安を受け、今日も売りから始まりそうで、こちらも秋深まれりと言った感じです。
ギリシャ危機が叫ばれる状態ではまだ買うのは早すぎるでしょうが、かといって既にそうとう相場に織り込まれているギリシャ破綻がこれ以上相場を悪化させるとは考えにくく、ギリシャ破たんのニュースで瞬間的に、売られたら買い場だろうとも思っています。
問題はその後のポルトガルや、イタリアへの波及ですが、常に「予想される危機は相場的には危機ではない!」と言うことで、ここまで破綻予想が広まっている段階での、本当の危機などあり得ないと思っているからです。
しかしながら予想が行き届いているにも関わらず、危機が実現することもありますが、それが「緩慢と進む危機!」で、所謂国内産業の空洞化の問題です。
今日も日経に「発電機器、海外で生産」という記事が載っていましたが、これは日立と、三菱電機、三菱重工の三社の水力発電事業を統合して、10月1日付けで発足した新会社が、発電機器の生産を海外で行うというものです。
このような記事は最近よく見かけますし、既に企業は海外生産は当然のこととして受け止め始めており、今後もこの流れは加速こそすれ後退することはないでしょう。
こうなればやはり国内に残る生産は限られて来るのは当然で、これは雇用に跳ね返り、次第に若年者失業率は上がってきますし、同時並行的に治安悪化も進み、日本は次第に住みにくい国になります。
これを防ぐには、自分の子供がさして出来が良くないことに気が付いたら、中途半端な学歴を子供に与えるより、魚好きと言うだけで生計を立てた「さかな君」のような子供を育てることに力を注ぐべきだと思っています。(^_^)
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