必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

矛盾だらけ

マグニチュード9という聞いたこともなかった規模の地震である東日本大震災が『異常に巨大な天変地変ではない!』と言われて、納得する人が日本中ににどれだけいるか考えてみました。
というのも以下の賠償に関する法律があり、今回の震災が「異常に巨大な天変地変」と認定されれば東電は免責となり、株価は大暴騰することも予想できるからです。
原子力損害賠償法
「原子炉の運転等の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責めに任ずる。ただし、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によって生じたものであるときは、この限りでない」(3条1項)
以上
さて冒頭の設問ですが、平九郎の考えではマグニチュード9の震災はどうみても「常」とは「異」なるもので、すなわち「異常」で「巨大」ですし、恐らく日本中でアンケートをとっても大部分の人は同じように答えると思えるのです。
また過去の国会論議では異常に巨大な天変地変とは関東だ震災の3倍とか4倍と言う論議がなされたようですが、今回のM9は関東大震災の45倍規模だとも言います。
従って普通に考え、法律に照らせば東電は免責でお咎めなしとなりますが、流石に事が大きすぎるだけに、免責と言うわけには行かないでしょうが、管政権の責任は全て東電にあるかのような態度は明らかに間違っています。
原子力推進が国策であり、国の監督を受け、指導を守った結果の事故ですから、一次的責任は国家が負うと見るほうが普通で、また政党で言えば今まで原子力行政の仕組みを作ってきた自民党の責任の方が大きいかもしれません。
第一すべての責任が東電にあるとしても、既に全財産を売り払い賃金引下げを表明した東電をこれ以上追い込んでも、社員が辞めてしまい、電力の質が低下して負担は国民に跳ね返るだけで、国民とすれば税金で払うのも電力料金で払うのもさしたる違いはありません。


また国民負担を最小化を目指すと言っても、税金も電力料金も上げないとすれば、問題の先送りは事態を悪化させるだけで、政権の延命はできても最終的な国民負担を大きくするだけです。
最も延命を図ったとしても、管政権が末期であると思えることや、次に政権を任せられる人間が見当たらないことを考えれば、結局この負担は国民全員が負う以外はないのでしょう。
東電に対して10万円の損害賠償訴訟を起こした臨床心理士がおりますが、東電はこの心理士が訴えを取り消さないことを切に願っていると思います。
なぜなら、この裁判で勝てば、判例として残り、その後の裁判は圧倒的に有利になるからで、「カミソリ勝俣」と呼ばれる会長が健在な現在、東電は己の持つ力の全てを使ってこの裁判を勝ちに行くでしょう。
金額が10万円の訴訟ではたぶん原告に弁護士は入っていませんから、訴訟を取り下げない限り、東電の勝つ確率は高いです。
この裁判の勝利は東電にとっては1兆円の価値がありそうで、投資家にとっても大きな意味を持ちます。(>_<)

3 Comments

空を飛びたいペンギン

臨床心理士との裁判は、東電の勝つ確率が高いと思うのですが、なぜ「その後の裁判は圧倒的に有利」になり、「この裁判の勝利は東電にとっては1兆円の価値がありそう」と思うのでしょうか?

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heikurou

空を飛びたいペンギンさん
東電の主張は
これまでの想像をはるかに超えた、巨大でとてつもない破壊力を持った地震と津波が事故の原因で、対策を講じる義務があったとまではいえない」と争う姿勢を示した。「原発の建設は法令に基づいて適切に行われてきた」とも述べた。
であり、この主張が認められ10万円の裁判に勝てば、これは判例ですから、事例にたいする法が出来たともいえます。
従って、その後の数兆円にのぼる可能性のある、賠償裁判は判例があれば同様に東電の主張が認められる可能性が極めて強くなります。
事故を起こし、動きがままならないとはいえ、東電は法曹界の最高メンバーを弁護士とすることが出来る企業です。
法律知識も拙いと思える心理士が、東電弁護団に勝てるとは思えません。
第一にメルトダウンの主要原因である「電源が長期に消失することは考慮する必要はない」としたのは監督者である国ですから、東電が勝つ可能性は極めて大きいです。
http://www.47news.jp/CN/201
3権分立で、しかも管政権の対応は矛盾だらけですから、裁判になれば国が勝つのは無理でしょう。
ただその頃には、政権そのものが無くなっている可能性が強いことが最大の問題です。

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空を飛びたいペンギン

どうもありがとうございました。
勉強になります。
後だしになりますが、いつもブログを
拝見しております。
これからも、ブログの更新を
よろしくお願いいたします。m(_ _)m

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