必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

最後が「非常用」

昨日の日経夕刊に載っていた話なのですが、計画停電で一番大変だったのはやはり、病院関係者だったようで、現在の医療は電力不足に対応できていないようなのです。
なぜなら病院で使うCTや、MRIなどは使用中に電力不足になれば、復旧に1-2日かかるそうで、停電が予想されれば、事前に電源を落とさざるを得ず、それでも再稼働には1時間以上かかるそうです。
またある病院では、計画停電の実施中、故障やプログラム異常などで人工透析器のトラブルが多発したそうで、また停電が即死に繋がりかねない人口呼吸器の電源確保でもそうとうな苦労があったようです。
その為、同病院では今までもあった自家発電能力の倍増を図り、既に同規模の発電機を発注したとあります。
また検討中のところも多そうで、最大手の三菱重工では4月末までで常用型12台、非常用型40台の見積もり依頼があったと言いますが、これは同社の通年受注のそれぞれ1年分と半年分だと言います。


まあ発電機は大型になればなるほど、生産に時間がかかり、発注しても夏には間に合いませんから、逡巡することも多いのでしょうが、それでもすぐにも発注したところが自家発電能力倍増を狙うということは、備えがあったところほど自家発電機の必要性を理解しているということでしょう。
これも当然と言うべきですが、万が一自分が交通事故でも起こし、病院に搬送された時のことを考えれば停電は絶対嫌なので、病院の発電能力の増強は必要で、これは夜間は使えない太陽光や、風がないと動かない風力発電では困るのです。
現状をみれば、今後作ろうとしていた原発の新設は既に不可能ですし、現在稼働中の原発も定期検査で順次止まり、80%以上の人が原発を止めろと考えている以上、一度止まれば再稼働は極めて困難で、日本の電力は一気に30%失われたの認識が必要です。
その為、電力不足は長期化を覚悟して、一刻も早い社会的対応が必要ですが、そのためには補助金や、設置規制関連法案の整備などが必要です。
既にそれらの対応も始まってはいますが、これも、遅すぎますし、小さすぎます。
今後の基幹電力を何に依存するかの国民的結論がでるには相当な時間がかかることは間違いなく、その間は病院や企業を中心とした非常用発電機を強化して、それらを動かしてピーク時の電力を賄いながら、時間を稼ぐのが一番現実的です。
もし今後原発の再稼働や、新設が許容されるなら、それらは従来の『非常用』の地位に納まれば良いだけで、早く、大きな対応が望まれます。(>_<)

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